TeX 関係


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ソースを書く

emacs などでソースを書きましょう。
auc-tex を使うと便利です。 auc-tex を使うには ~/.emacs に
(load "tex-site")
の行を書いて emacs を起動して次のように入力します。

LaTeX のソースを書くとき--> M-x latex-mode
pLaTeX のソースを書くとき--> M-x japanese-latex-mode

TeX のソースを読み込んだ時は LaTeX のソースか pLaTeX のソースかで モードを自動判別してくれます。

auc-tex での主なキーバインド
キー 機能 キー 機能
C-c C-cplatex, xdvi の実行 C-c `コンパイルエラーの表示
C-c C-e\begin~\endの環境を作る C-c C-s\chapter や\section を作る
C-c {{} を入力 C-c ]閉じてない環境を閉じる
C-c jインデントして改行 M-RET改行して\item を入力
M-TABTeX コマンドの補完
C-c . 環境を選択 C-c *章を選択
C-M-a環境の先頭にジャンプ C-M-e環境の末尾にジャンプ
C-;選択領域をコメントアウト C-:選択領域の% を前から一つ取り除く
C-~Math mode に切り替え

数式を多用する時はMath mode に切り替えると便利です。Math mode では、例えば 数式環境内で` a と入力すると\alpha が入力されます。

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お絵書き

tgif, xfig, gimp などを使って絵を描きます。 描いたら普通は EPS 形式でセーブします。
EPS ファイルの張付け方は何通りかありますが、 例えば graphics パッケージを使うのであれば
\documentclass{article}
\usepackage[dvips]{graphicx}

\begin{document}
\includegraphics{test.eps}
\end{document}
epsf.sty を使うのであれば
\documentclass{article}
\usepackage{epsf}

\begin{document}
\epsfbox{test.eps}
\end{document}
で test.eps という絵を張付けることができます。
詳しくは LaTeX の本をみましょう。

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コンパイル

コマンドラインでは
% platex hoge.tex
で pLaTeX のコンパイルができます(hoge.tex はソースファイル)。
コンパイルを行うといろんなメッセージが表示されます。 ソースにエラーがあると例えば
! Undefined control sequence.
l.24 \aend
          {flushright}
?
のようにエラーの表示が出てコマンド待ちの状態になります。 l.24 というのは24行目におかしい所があるという意味です。 q と入力してでこの状態を抜けてエディタでおかしい所を直して再びコンパイルして下さい。
コンパイルが成功すると
Output written on hoge.dvi (1 page, 932 bytes).
Transcript written on hoge.log.
という表示がされ、hoge.dvi というファイルが出来上がります。

DVI ファイルを見るには xdvi を使います。
% xdvi hoge.dvi
フォントにカラーを使っている場合は -usecolor オプションを付けると カラーで見ることができます。
xdvi の主なキーは次の通り。

キー 機能 キー 機能
n次のページ p前のページ
z縮小する Z拡大する
q終了

auc-tex を使っているなら C-c C-c でコンパイル、xdvi の立ち上げを 自動判別してくれます。 pLaTeX モードならエラーメッセージも日本語で表示してくれます。

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印刷

xdvi で Print ボタンを押してウィンドウを出します。 そのウィンドウにプリンタ名を書いて (普通はそのままでいい)、 Print ボタンをマウスの左ボタンでクリックしながら 「全ページ(All pages)」か「今表示しているページ(Current page)」 かを選ぶと印刷できます。

lpr コマンドを使う場合、普通は DVI ファイルを直接印刷できないので (できる場合もありますが)、DVI ファイルを PS ファイルに変換する必要があります。
% dvips hoge.dvi -o hoge.ps
もしくは
% dvi2ps hoge.dvi > hoge.ps
で hoge.ps に変換できます。

PS ファイルのプレビューコマンドは
% gv hoge.ps
です。

変換後は
% lpr hoge.ps
で印刷できます。 また、gv でも印刷できます。

PS ファイルを PDF ファイルに変換するには
% ps2pdf hoge.ps
(もしくは ps2jpdf) とすると hoge.pdf ができあがります。また、
% dvipdfmx hoge
とすることでdvi ファイルから直接pdf ファイルに変換する事ができます。 こっちの方がps2pdf を使うよりきれいにできます。
UNIX 上で PDF ファイルを見るコマンドは
% acroread hoge.pdf
もしくは
% xpdf hoge.pdf
です。

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ファインマン先生

なんのことはないファインマンダイアグラムを書くのに便利なマクロ feynmf の使い方。

MetaFont を使う

例えば次のようなソースを hoge.tex という名前で書きます。
\documentclass{article}
\usepackage{feynmf}
\unitlength=1mm

\begin{document}

\begin{fmffile}{test_diagram}
\begin{fmfgraph}(40,25)

  \fmfleft{i1,i2}
  \fmfright{o1,o2}
  \fmf{fermion}{i1,v1,v3,o1}
  \fmf{fermion}{o2,v4,v2,i2}
  \fmf{photon}{v1,v2}
  \fmf{photon}{v3,v4}
  \fmfdotn{v}{4}

\end{fmfgraph}
\end{fmffile}

\end{document}
feynmf を使うには青い部分がとりあえず必要です。
\begin{fmfgraph}(40,25) でダイアグラムのサイズを決めます。 ラベルを使うときには fmfgraph の代わりに fmfgraph* を使います。
緑の部分がダイアグラムを書いているところです。
できあがりは次のようになります。

書いたら次のコマンドを実行します。
% latex hoge.tex
% mf '\mode:=ljfour;input test_diagram.mf'
% latex hoge.tex
初めの latex コマンドで MetaFont を作る元となるファイル test_diagram.mf を作ります。
(\begin{fmffile}{test_diagram} の二番目のかっこの中でファイル名 test_diagram を指定しています)
次に mf コマンドで test_diagram.mf を元にして MetaFont を作ります。
ljfour は 600dpi の解像度を示すと思ってよいです。 他に cx (300dpi), nexthi (400dpi) などがあります。
これにより一つのダイアグラムが一つのフォントとして作られます。
最後の latex コマンドでできた Metafont を組み込みます。
できた DVI ファイルは xdvi で見ましょう。
できたフォントは TeX 中で font として使えるはずです(試したことはないですが)。

ソースを更新する度に上の 3 つのコマンドを実行します。 ただし、xdvi(maketexpk) により作られる pk font を毎回消さないと更新がちゃんと見れません。 shell script を作ると作業が楽になるでしょう。

MetaPost を使う

上の手順は結構わずらわしいので MetaFont の代わりに MetaPost を使ったほうが楽でしょう。 毎回 pk font を消す手間はいりません。
MetaPost は MetaFont の代わりにダイアグラムを PS ファイルとして書きます。
MetaPost は上の \usepackage{feynmf} の代わりに \usepackage{feynmp} と書き直すだけで使えます。
コンパイルは
% latex hoge.tex
% mpost test_diagram.mp
% latex hoge.tex
で済みます。 できた DVI ファイル ファイルは xdvi で見ましょう。
それぞれのダイアグラムは MetaPost によって PS ファイルになっています(.1 など数字の拡張子が付いているファイル)。 このファイルは ps2epsi で EPS ファイルにすることができます。
詳しくはマニュアルを見てください。
% gv /usr/share/texmf/tex/latex/feynmf/manual.ps.gz
PDF版のマニュアル

これだけじゃあれなんでMetaPost を使って例をもう一つ。
\documentclass{article}
\usepackage{feynmp}
\unitlength=1mm

\begin{document}
\begin{fmffile}{test_diagram}

\begin{equation}
\parbox{20mm}{\begin{fmfgraph}(20,15)

 \fmfleft{i}\fmfright{o}
 \fmf{dashes}{i,v,v,o}
\end{fmfgraph}}
+\parbox{20mm}{\begin{fmfgraph}(20,15)

 \fmfleft{i}\fmfright{o}
 \fmf{dashes}{i,v1}\fmf{dashes}{v2,o}
 \fmf{fermion,left,tension=.3}{v1,v2,v1}
\end{fmfgraph}}
=\ln\Lambda^2
\end{equation}

\end{fmffile}
\end{document}
できあがりは次のようになります。

GUI 大好きな人は

これ以外にはFGというアプリケーションを使う選択肢があります。これはFeynman ダイアグラムを描くためだけに特化したアプリケーションで、実際に目で確認しながら ダイアグラムを描く事ができます。
コマンドラインから
% FG
として起動してください。できたPSファイルは上と同じくps2epsi を使えばEPS ファイルにすることができます。

他には、JaxoDraw というのもあるみたいです。

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発表会用のOHP を作る

発表会用のOHP を作る方法はいろいろありますがここではTeX の中の一つのクラス prosper の使い方について説明します。

prosper には

というような特徴があります。

とりあえず次のようなソースをhoge.tex という名前で書きます。

\documentclass[slideColor,colorBG,pdf,gyom]{prosper}


\title{Electroweak Baryogenesis}
\subtitle{Present Status and Future Tasks}
\author{Fuga Hoge}
\email{hoge@higgs.phys.kyushu-u.ac.jp}
\institution{Kyushu University}

\begin{document}

\maketitle

\begin{slide}[Wipe]{CONTENTS}
  \begin{itemize}

  \item Introduction
  \item Overview of Electroweak Baryogenesis
  \item Recent Study (MSSM)
  \item Future Works
  \item Discussion
  \end{itemize}
\end{slide}

\end{document}
このソースを少し解説しておきます。 最初の行の引数gyom はOHP 全体のテーマを指定しています。 これをazure に代えると全体的に青っぽいOHP ができあがります。 使用可能なテーマの一覧
OHP の各ページはslide 環境で囲みます。slide 環境の引数 はページ切り替えの仕方を指定しています。Wipe だと上から掃くような アニメーションになります。もちろん省略も可。
このTeX ソースファイルをPDF ファイルに変換するために次のコマンドを実行します。
% platex hoge.tex
% dvips hoge.dvi
% ps2pdf hoge.ps
このように結果のPDF ファイルを得るためにはtex -> dvi -> ps -> pdf と段階を踏む必要があります。 このうちDVI ファイルの段階でのプレビューはできません。 PS ファイルの段階でのプレビューは
% gv -landscape hoge.ps
として下さい。 あとは出来上がったPDF ファイルを全画面表示で開いて パソコンをプロジェクターに繋げるだけです。

詳しくは 渡部さんのページにある 解説を見てください。

prosper じゃ物足りない人にはHA-prosper というスタイルをお勧めします。